ラボラトリー

当研究所が現在、関心のあるテーマについて、研究成果を公開していきます。

テーマ1:好奇心を刺激する基礎調査・研究活動(全般)

当研究所では、各メンバーが自分自身の興味・関心のある分野に関する基礎調査・研究活動を行うことを推進しております。現在では、最近話題の分野として、ウエアラブル端末・PC環境を利用した仮想・拡張現実、あるいはビッグデータに関連したデータクローニング・マイニングやそのベースとなるプラットフォーム、人間の5感、とりわけこれから研究がさらに加速していくであろう「触覚」に関連した分野などについての基礎調査を行っております。

テーマ2-1:労働環境の自由化・ロケーションフリービジネス環境の促進

現在は都市部に仕事が集中しているために不本意に都市周辺に住んでいる人も多くいますが、これからの時代は、できるだけ好きな場所に住んで自分の仕事ができるようになっていくべきであると考えます。それらを促進するための情報技術やロジスティクスは大幅に発展しており、例えば教育の分野では放送大学、サテライト予備校を始めとして、インターネット大学・高校、有名校の公開授業など、ロケーションフリーが進みつつあります。しかしながら、実際にビジネスの現場では、電話会議やテレビ会議が運用されてはおりますが、すばやい意識共有などを行うためには、Face to Faceでの会議や打合せが必要となっていることも事実です。
当研究所では、電話会議やテレビ会議の課題点の一つは場の空気の完全共有ができない(それぞれが参加している場所の外的環境が存在)ことと考えます。
その解決策の一つとして、「バーチャルオフィスボックスの設置(自宅の近くに、仮想オフィスを物理的に配備)」
を検討中です。

テーマ2-2:労働環境の自由化・異言語/文化への適合

人はその生まれによって、様々な言語・文化的背景を持って生きています。グローバリゼーションが進む現代において、英語を中心としたコミュニケーションが促進されており、それ自体は世界中の人々が九通のコミュニケーション言語を持って意思伝達を行うことを可能とするため素晴らしいことです。ただ、共通言語のみでは、その独自の文化的背景などまで全てを伝えきることはできません。
そのため、当研究所では、二つの異なる文化的背景を持つご両親の元で育ったクロスカルチャーを持つ方々と協力して、外国製品・アプリケーションの日本ローカライゼーション(日本文化・仕組みへのカスタマイズ、複数言語対応)や、日本製品・アプリケーションのグローバリゼーションに取り組むことを考えております。

テーマ3:現在の日本が蓄積する文化・技術の継承

日本は、少なくとも千年以上の歴史を持ち、様々な概念や文化・技術が生まれ、継承された結果、現在の日本があると考えます。
当研究所の主力メンバーは、高度成長時代を支えていただいた熟年者(高度な知識・技術・ノウハウを保持する人財)と成熟した現代の若者(これから日本を支える潜在的な人財)の中間層に位置するため、熟年者、若者それぞれに接点を持ちやすい状況にあります。そのため、熟年者から若者に対するビジネス/技術ノウハウの継承支援、また若者から熟年者への生きるエネルギーの共有ができるような、熟年者と若者を結びつけるコミュニティの構築を検討中です。